この記事はネット販売事業を自己資金のみで起業された、される方向けに書いています。
起業して事業の骨格ができ、ルーティンワーク(定型業務)がうまく回り出したら、次にやるべきことは何か?
事業を成長させるためは、小さな歯車(ルーティンワーク)の規模を大きくする必要があります。
自社の資金とマンパワーなどリソースが有限である以上、まず何を重点的にやるか? がこの先を成否を左右します。
ここで優先することが間違っていると少ない資金を失い、せっかく回り始めた事業から撤退することになります。
見栄を張ってはいけない
事業が少し上手くいったからとすぐ調子に乗って、オフィスを借りる人がいます。
ひどいと、まだ収益が上がるか分からないのにオフィスを借り人がいますが、これはもう論外です。
通販事業は固定費が少なく、この点においてリスクが少ないのが利点です、その利点を自ら失うような真似はやめるべきです。
一人ならオフィスは自宅で十分です、オフィスを借りるなら社員の採用が前提でないと意味がありません。
ネット通販で自分一人なら自宅の一室でなんとかなるでしょうし、やるべきことは後回しで大事な資金をオフィスの家賃に使うなど愚の骨頂です。
自己資金で一人で起業するのであれば、家族と生活できるだけのお金が残れば何か不測の事態があったとしても事業を継続できます。
少ない自己資金から無駄な固定費が出ていくことは避けるべきです。
一方、エンジェル投資家やVCから資金を調達して、その潤沢な資金を使えるベンチャー起業であれば話は別です。
人を採用しなければなりませんし、そのために立派なオフィスも必要でしょう。
一般的にベンチャーは数年後に黒字化したのち、上場を目指すことが前提のため、スピードも必要で、そのためには対外的な信用も最初から必要となります。
ですが、ほとんどの人がベンチャー起業家になりたくてもなれません。
実績も経歴も学歴もない人間に、どんな素晴らしい事業アイデアを持っていようとも、お金を出してくれる投資家などいないからです。
かく言う私も自己資金50万、自宅のアパートの居間の隅に置いたパソコンデスクで事業を始めました。
資金が潤沢ある訳ではなのですから、決して見栄を張ってはいけません。
その1,商品点数を増やす
仕入商品(型番商品)を販売するタイプのネット通販であれば、まず最初に利益の源泉である商品を増やしましょう。
※ 型番商品とは製造メーカーが商品を管理するため、バーコードや品番を付いており一般に広く流通している商品のこと。
理論上、ネットショップの売り場は無限なので、売り場に並べる商品数に限界はありません。
そのネットショップならではのメリットを最大に活かすためにも、商品数は増やすべきです。
商品数を増やすと簡単に言っても実際は大変です。
在庫リスクもありますし、死筋の把握、在庫管理が難しい。など多々ありますが、その壁を超えることで競合他社に勝つことができるのです。
商品数を増やすメリットには次のようなことがあります。
- モール内での露出が増え、目立つようになる。
- 品揃えが増え、自店舗内で商品を選んでもらえる。
- 検索エンジンに上位表示される(SEO)
ネットショップで型番商品を売るのであれば、まず商品点数を増やすことに注力しましょう。
その2,ネット上での多店舗展開
小売りの実店舗は集客につながるため、多店舗展開が事業を成長させるための王道です。
この点はネットショップでも同じです。
私は以前、ある商品の輸入代理店をしている会社の社長から「インターネットは全体で一つの商圏としか見ていない。」と言われたことがありますが、それは間違いです。
代表に楽天ポイントで顧客を囲い込んでいる楽天経済圏があります。ネット上では様々な企業が顧客を囲い込もうと鎬を削っているのです。
ショッピングールには楽天経済圏の核となる楽天市場、その他にamazon、Yahoo!ショッピングなどがあり、それぞれのモールが自社のポイント還元システムなどでお客さまを囲い込み、それぞれファンを獲得しています。
自社の商品を多くのお客様に知ってもらうためにも、できるだけ多くのネットショッピングモールに出店すべきです。
自店舗の名前を覚えてもらい、自社のファンになってもらう、そして自社の独自ドメイン店に来店してもらうことが最終的な目標となります。
その3,社員を増やす
ここまでくると自分1人で業務をこなすのは至難の業ではないでしょうか?
一人でやってきたとはいえ、それなりの事業規模になっているでしょうし、作業の定型化と仕組化にも十分取り組んできたことと思います。
これから事業を成長させるためには社員を採用するしかありません。
資金の許す限り、どんどん採用しましょう。
ここまで来れば、自宅の一室がオフィスでは採用できるものもできないので、事務所(倉庫)を借りるべきです。
あとは採用した社員に定型業務をやってもらい、自分は売り上げを伸ばすために販促、マーケティング、SEO対策などなどやるのです。
ネットショップはやることが多く、その多くをできない企業がほとんどだと思います。
だからこそ、やるべきことをやった企業が生き残るのです。
そのためにこそ、多くの社員を採用と組織づくりが必要なのです。
