ネット販売で起業して1年目、2005年くらいのことです。
さまざまな商品を探し当てていた私は、販売利益のほぼ全てを商品の仕入れに充当するものの、まだまだ十分とは言えません。
在庫リスクはあるものの、商品の在庫が無くなると商売にならないのです。
私はコツコツと物販を続けながら資金をためる一方で、在庫の必要のない物販以外のビジネスを模索していました。
その一つがアフィリエイトです。
アフィリエイトで稼げるのか
アフィリエイトとは、簡単に言うとウェブサイトを運営してバナーなどの広告を貼り、広告経由で商品やサービスが売れるとその一部が広告主からサイト運営者へ支払われる仕組みのことです。
在庫が無くて済むし、パソコン一つでできる。
これだ!
となると、まず最初に必要となるのはウェブサイトです。
今でもそうですが、当時もサイト運営と言えばブログです。
ブログは2002年あたりに登場し、2005年には自分のブログを持つことがブームになっていたのです。
しかし私には記事を書こうにも読んでもらえるようなネタが無いし、文章力もありません。
そこで自分なりにネット上を調査した結果、思いついたのがランキングサイトの運営です。
ランキングサイトは次のような仕組みです。
ランキングサイトに自分の運営するウェブサイトの情報、バナーを登録
ランキングサイトの発行するバナーを自分の運営するウェブサイトに貼る
ランキングサイトの発行するバナーのリンク経由でランキングサイトに訪問
ランキングサイトへの訪問数によってランキングされる。
ランキング上位になればランキングサイトから自分のサイトへの集客が見込める
ランキングサイトはCGIというプログラムで動的にHTMLを生成しており、サイトを運営するにはウェブサーバにCGIを設置しなければなりません。
しかし、私は27歳になるまでパソコンに縁のない、ガテン系の超アナログ人間です。(Windows95の発売されパソコンが本格的に普及し始めた1995年に私は24才でした。)
オレに出来るだろうか。。汗 でもブログ運営は無理だしなあ。。
幸いなことにランキングサイトの構築に必要なCGIは、無料で配布されています。
タダなのはありがたい!
覚悟を決めた私は安いレンタルサーバを借りてきてドメインを取得し、Google先生の指導のもと、悪戦苦闘の末になんとかCGIを設置することができました。
どんなサイトをランキングするのか
さてさて、次の課題はどんなランキングサイトを運営するかです。
ここでも自分なりにネットを調べてみると、ウェブサイトの多くがネットショップとブログであることが分かりました。
でもブログには当時すでに多くのブログランキングが存在し規模も大きく、とても勝てるとは思えません。
そこで私はネットショップのランキングサイトで行こうと決意。
ネットショップをカテゴリごとにランキングする必要があるので、商品の違いで80ほどにカテゴリを考え、その数だけサーバーにCGIを複製しました。
次はトップページとランキングページの2つのページをデザインしなければなりません。
トップページは静的なHTMLで作成すればよいので、ホームページビルダーというHTML編集ソフトを使い問題なく作成できました。
しかし、ランキングを表示しているページはCGIで動的に生成されています。
今ではEC-CUBEやWordpressなどを代表とするCMSは、その多くがPHPという言語で書かれています。
PHPはプログラムとHTMLが別のファイルで用意されており、HTMLがとても管理、変更がしやすいのです。
しかし当時、動的なウェブサイトで使われていた言語はPerl(パール)が主流でした。
この言語は困ったことに、動的に動かすプログラム言語とブラウザに表示するHTMLが同じファイルに書かれています。
HTMLを変更してみては間違い、修正しても間違いとか。。泣
何となくわかるHTMLソースと全くチンプンカンプンのPerlがいっしょに書かれているファイルに悪戦苦闘します。
夜な夜なそんなことを繰り返し、数週間後にはなんとかそれなりのランキングサイトを完成させることができました。
さあ、次はサイト運営者にランキングサイトへの登録のお願いです。
サイト運営者へメールでひたすらお願いいしていきます、80カテゴリがあるとしてランキングとして成り立つためには最低でも、各カテゴリに10サイトは登録しないとカッコがつきません。
となれば5分の1が登録してくれると想定しても、4000ほどのサイト運営者にお願いする必要がありました。
これまた気の遠くなりそうでしたが、ここまで来たらやるしかありません。
天国と地獄
そうこうしているうちに数か月後には、何とかサイトも軌道に乗ってきます。
このときは作業をやり遂げた満足感と、これからアクセス数と共に広告収入が入るんだという希望にあふれていました。
Googleでもネットショップ ランキング で検索すると上位に入るようになり、ショップの登録も増えてきた、その頃です。。。
朝起きて、「今日のショップ登録数はどのくらいかな~」と、この頃は登録数が増えていくのが毎日楽しみでした。
サイトを開きますると。
おやおや・・・・・・・・?
そこには家族には見せることのできない、オトナ男子専用サイトのバナーがずらりと並んでおります。
いわゆるスパム登録でした。
ひえー、こんなのサイトに登録してくれたショップさんに見せられない。
あせった私は、数百はあろうかというスパムアカウントをなんとか手作業で削除します。
早く対抗策を考えないと「また登録される」と考えると不安でたまりません。
やはり、というか案の定、次の日、その次の日も、またまたその次の日も。。。。嗚呼
技術は無いが根気には自信のあったガテン系の私も、手作業でのアカウント削除にさすがにもうお手上げ状態です。
そこで自動で登録出来ないように、サイトへのショップ登録をメールで申請する方式にしました。
CGIをイジって自動登録できなくしたはずなのですが、登録は一向に止まりません。
どうやら私にはスパムを止めることができないようです。(泣
自力でスパム登録を防ぐことができないと考えた私は、このCGIの開発者に相談してみようと無料で配布していたサイトを訪れました。
すると、あらあらびっくり。
CGIを配布していたサイトが、ア〇ルトサイトに変わっていたんですよ。。。
タダより高いものは無いですな~ (;= =)
