この記事は現場で働く店長、係長クラスのプレイングマネージャーを想定しています。
部下が自分で考えて行動しないので困っている。
こう感じる上司は多いと思います。
「これくらい考えればわかるだろ!」とも。。。
ですが、部下はホントに何も考えてないと思いますか?
部下は考えている
結果がベストでは無いにせよ、部下は部下なりに考えています。
部下は部下なりに考えているにもかかわらず、あなたが「考えていたこと」と「部下が考えたこと」が同じでないので不満に思っているだけなのです。

あなたが自分自身を経験豊富で仕事のできる良い上司だと思っているのなら、その仕事(作業)のついて、良いやり方や方法を知っているはず。
ならば部下に考えさせるのを止めて、まずはあなたの知っているノウハウを細かく丁寧に教えてあげましょう。
あなたの知っていることを惜しみなく教え続けることで、あなたの考えに部下の考え方が近づいていくのです。
自分が良いやり方を知っているのに、まだ未熟な部下に考えさせてもよい結果にはなりません。
あなたのイライラの元ですし、作業効率は落ちるし、会社にとっては無駄です。
教えてもいないのに「考えればわかるだろ」と思うのは上司の甘えでしかありません。
昭和時代は「見て覚えろ、仕事は盗め」なんて言ってましたが、それができるのは一部の賢い人だけです。
ほとんどの人は普通の人なので教えてもらわないと分かりません。
まあ、説明するのがメンドくさいから「見て覚えろ、仕事は盗め」なんて言うんでしょうけどね(笑)
ロボ社員の育て方
部下が指示待ち人間で困る。
そもそもどんな人でも初めてのことは何も知らないし、分かるわけありません。

今はバリバリ仕事をしているあなたも、社会人なり立ての時は右も左も分からなかったはずです。
そんな時、怒らずに教えてくれる先輩や上司はありがたい存在だったはず。
上司や先輩が作業を指示してあげないと、自分で失敗を繰り返しながら覚えるほかないですが、とても非効率ですよね?
まだ考えさせるレベルにない部下に考えさせていませんか?
例えば店舗で店員に次のような指導をするとします。
- 店員に作業を指示せずに自由にやらせる。(考えさせる)
- 店員が自分で考えたことを実行する。
- 店長がその作業結果を確認する。
- 店長が作業結果に不備、間違いを発見
- ダメな点を見つけ指導、または叱責する。
- 店員は委縮し「何を考え何をしたらよいか」分からなくなり思い悩む。
これが続くと、部下は上司に言われたことしか絶対にやりたくないロボットになります。
店員が指示待ち人間なるのは、この場合、店長に原因があるのです。
まず、やってみせ、言って聞かせる
ですから作業させるのであれば、まず最初に細かく指示してもらいたいのです。
ここでは必ずメモを取らせてください、あとで部下から「そんなこと聞いてない」「言ってませんよね?」といった行き違いがなくなります。

まずは「やってみせ、言って聞かせて」みましょう。
そして「させてみせ」たら、指示通りにできているか確認してください。
指示通りにできていなかったのであれば、できればやって見せて、再度教えてあげましょう。
あなたの教え方が悪かったかもしれませんし、聞き漏らしていたのかもしれません。
分からなければ聞いてね。という姿勢で部下に接しましょう。聞き漏らすことだってありますよ、人間だものw
もし、既に3度言って聞かせて、やらせてるけど、どうしても出来ない人がいるとします。(それなりにいます。多分その仕事に向いてないかも、見限るしかないかもしれません。。。)
指示したことが完璧にできるようになったら次のステップです。
考えさせたらホメるしかない
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ」て、きちんとできる人であれば、自分で考える必要がある難易度の高い仕事を与えることも上司の務めです。

しかし、初歩的な作業のやり方、仕事の型がその店員に浸透し、何をさせても一応は大丈夫、という状態にならない限り、考えさせるべきではありません。
しかもその仕事をあなたがやったことがあり、良いやり方、方法を知っているなら考えさせる必要があるとは思えません、教えてあげましょう。
考えさせて大丈夫な状態とは、任せた部下が何をしても褒めてあげられる状態です、ホントに部下に考えさせて良いですか?
ここであなたの部下を見極める能力と、度量が試されます。
あなたが任せて考えさせたのです、大きな心で気に入らなくても9割はほめましょう。
1割はやんわりと気づくように指摘することもありでしょう。
ホメることができないなら、自分で考える必要がある難易度の高い仕事を与えないことです。
ホメられないと、人は動きません
ほめられなきゃ動かない?
いい大人が甘えたこと言ってんじゃねーよ
とお考えの方、ごもっともです。
しかし、部下に考えさせたのであればホメるしかありません。
考えさせてのち、部下を叱責するなど絶対にやってはいけないのです。

部下は叱責されたら間違いなく次のように思います。
「だったら最初に言ってくれりゃいいだろ」
「じゃあなんで考えさせたんだよ」
連合艦隊司令長官の山本五十六は言いました。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
うむ~。なかなかの名言だと思いませんか?
